御法度二回目見たんだけど(笑

最後のは「加納がお前(沖田)に懸想していたのか」って言ってるらしいです。でもやっぱり、惣三郎が沖田好きって感じには見えなかったなー。寧ろ土方が一人で混乱して、全部読み違えてる感じがしました。近藤の「始末しろ」を読み違えたように。

惣三郎が入隊した所為で、土方自身が近藤や沖田と築いてきた絆とか、土方が見てる周囲の人(近藤や沖田や源さん)や、その人達同士の絆が全部衆道っぽく見えてきて、否定したいのに出来なくて混乱しちゃって、この化物めーってなった話だと思いました。

沖田が最後惣三郎斬りに行ったのは、土方の混乱を終わらせる為だろうな。

嘘ついて斬りに行ったのも土方の為。「斬ってきます」って言っちゃうと土方は惣三郎を気に入ってる近藤の為に、沖田を止めなきゃいけなくなるので。でも他の「衆道嫌い、加納も田代も嫌い、でも美しいものは好き」とかは含みは何も無くて本音を言ってると思います。「沖田総司は本音であっけらかんと喋る人」っていうイメージの所為もあるけど。近藤←土方←沖田で田代×加納な話だったと思う。

田代が「裏切ったな」って言ってたんで、惣三郎は普段から色々田代に相談してたんじゃないかなーと思います。湯沢と関係して殺した事とか、人が斬りたくて仕方無い事とか、田代がいながら多情なこととか。

全体的に土方(見てる側)が勝手に惣三郎を複雑にしてるだけな気もする。惣三郎は単純に、心底惚れた田代を斬りたかっただけなのかも。

加納惣三郎はやおいの権化なんじゃないかな…。(笑)これが10年前の映画で、70才のおじいちゃんが撮ったなんて信じられない…DVD買う…