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頭スースーする毎日

記憶は本当に都合のよいように改編されるのだな、ということがよくわかって…ますます自分というものが信頼できなくなるな。

フツーのテンションで友達と呼ばれる関係性において、要らない質問(と想定されるもの)はしないというのがスマートなオトナのルールかっこわらいだと学習したのですが、いつのまにか最初からいなかったことにされていたあの朴訥と喋るオッサンのことを考えると、なんとなく頭がスースーするのです。自分の長所を「情にアツイ、仲間を大切にする」などと自称していたオッサンなだけに。でもオトナのルールかっこわらいの禁を犯してまでオッサンの事情を知りたい義理もないし、私が少しでも口を挟もうなら「せやねん、聞いて!私達が排除したあのオッサンはちょっとこれこれこーゆーヘンな人で…」などと欠席裁判が始まるのも目に見えていたので、私は華麗にオッサンについてスルーしたのでありました。かくてオトナポイント1アップであります。

また、いつのまにかいなかったことにされていた人として、ある女の人のことを思い出したのでした。元水商売の訳ありげ、聞いてるだけでもかなりヤバイ境界例っぽい、影のあるエッチっぽい女の人。私の意地悪な冗談話を真に受けて、置いていかれた迷子の少女のような顔をしていた10個ぐらい年上の女の人。あの人も何かやらかしたらしく、いなかったことにされていました。あの人は、高架下のホームレスの飼っているクソキッタネェ猫を、可愛い可愛いと平気で触っていたらしいです。「まぁ可愛いけど、そういうことするのは…ネェ?」同意を求められたので、「私は周りをコントロールしたがる人とは、距離をとって付き合うようにしてるよ」などとしれっと答えながら、あの女の人は、猫を触っているとき、またあの少女のような顔をしていたのだろうとか、考えていたのでありました。

「誰か嫌な人がいたのだったら言って。次からは呼ばないようにするから。私はあなたのことが好きだから」優しい口調で話すA子の隣で私は確信めいた思いがありました。きっと次に呼ばれなくなるのは、いなかったことにされるのは、こうして飲み会を途中で抜けて帰ることで空気をブチ壊した自分やなと。(笑)以前A子が「この絆は永遠やで!」などと酔って話していたのを薄ら寒い気持ちで聞いていた私ですが、人づてにA子が実は長い友人を亡くしたばかりだと聞き、また頭がスースーしたのでした。